このデスクトップファブリケーションで重要な役割を果たすのが、3Dプリンタやレーザーカッター等の工作機械である。将来的には一家に一台の時代がくるかもしれないが、現在はFab Labと呼ばれる工房にこれらの工作機械が置かれている。多くのFab Labは、一般の利用者に開放されており、操作技術を持った運営者たちが利用者の輪を広げている。Fab ―パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ (Make: Japan Books)によると、MITの研究者たちが、ボストンやインドなど様々な場所で現地の人と協力してFab Labを作っているそうだ。
そのFab Labが地元大垣にあった。公式サイトによると、正式名称を「IAMASイノベーション工房」、愛称を「f.Labo」といい、IAMASの教員・学生が中心になり、外部のコラボレータと協力しながら運営している。2012年2月に前身組織が立ち上がり、2013年4月にリニューアルオープンしたそうだ。
導入機械は以下の4種だそうだ。MAKERSの中で紹介されていた装置がそろっている。
- ペーパーカッター
- レーザー加工機
- 3Dプリンタ(準備中)
- 3D切削加工機
f.Laboでは、利用者が自由に機械を使えるフリータイムに加えて、あるお題にそってモノ作りをするワークショップも開かれている。こうした皆に開かれた場が用意されると、共通の目的意識を持った人がお互いに繋がることができるようになる。
人の交流と、知識の共有は創造的な活動の推進剤の役割を果たす。地元で新しいモノ作りが花開き、より活気のある街になっていくとよいなと思う。
人の交流と、知識の共有は創造的な活動の推進剤の役割を果たす。地元で新しいモノ作りが花開き、より活気のある街になっていくとよいなと思う。