2009年6月26日金曜日

スライド作りとか

スライド作り
 GECCOに向けて,英語スライドを作った.
曖昧な点が浮かび上がってきた.来週金曜日がリハーサルなので,それまでに修正したい.
通しで50回くらい練習したいところだから,スクリプトもこの土日で用意するようなペースでいかないとな.

GPGPU締め切り
 話は変わってGPGPUは間に合わなかった.いい加減な計測データで出すわけにもいかないので,コンペティションは棄権.もっと早くからやっておけば,と思うのはいつものことなんだよな.成長がない.松尾先生のお話を聞いたばかりだというのに.
 良かった点としては,i君と一緒に情報交換しながら進めたので,学習速度が割と速かった.ど素人の状態から自分で分散の仕方考えられるようになったのは財産か.今回の手法はもう少し拡張すればおもしろくなりそうだとは思うので,今度のCECか何かに向けて,手を入れてみるつもりではある.

ロボットプログラミング
ロボットのプログラムの開発について後輩と相談する.
こちらも時間がなくなってきたので,確実にステップを踏んでいかなければならない.

2009年6月24日水曜日

Lee Spector教授の研究室訪問

デモ
Lee Spector教授がご家族を連れていらっしゃった.
横国のポスドクの方(2年で博士をとったって)と東工大の福永先生もいらっしゃった.

まずはロボットのデモ.英語のデモは直前までうまく動かなかったが,やはり,最後のところでこけた.うーむ.

音楽と,金融の説明の後,GECCOで発表する自分の研究について簡単に説明する機会をいただく.
簡単な説明だったのに,すぐさま理解して,根本的な質問をいただいた.
LISPは内部ではすべて二分木で扱っているが,そのようなある種深さ優先での展開の仕方はないのか,と.まったくそのとおりで,自分も考えたことがあり,用意しておいたスライドで説明したら,納得していただけたようだ,と思う.

公演
Trivial GeographyとHistorically-Assessed Hardnessについての講演を聴く.
どちらも実装はそんなに難しくなさそうだ.
質疑にもあったように,ノイズがあったり,ランドスケープによっては,悪くなりそうなもんだけど.
アメリカの人の発表らしく,とにかく良いところを宣伝しまくってた.
GECCOでの発表はそういう形に近づけて構成を変えよう.
質疑がクラウスと先生方で回ってて,ついていけてなかった.
部分部分ではわかるんだけど,全体としてあのペースでのディスカッションは無理だな.うーむ.

夕食
はん亭でご家族と一緒に食事.
先生の次のセメスターでは,
「英語を廃し,プログラミング言語だけでコミュニケーションをとる講義」を開くそうだ.
Schemeで通信してコードを解釈し・・・
とか言ってたけど,言葉とか文字の説明なしで成り立たせるには細かいところまで気を配らないといけないよな.

串揚げ36種制覇は無理だった.
「日本の食べ物はなんでもおいしい.マクドナルドに行かなくていいからいいよ」
とおっしゃっていたけれども,どうなんだろうなぁ.

2009年6月23日火曜日

ミーティングとか

ミーティング
中間審査が近いので,余裕がなくなってきた.
Ph.Dミーティングで章立ての相談をする.先輩方も去年してたな,と.
いざ自分の番になると凄いプレッシャーだ.
冷静に積み重ねて行きたい.

2009年6月20日土曜日

JSAI2009 三日目

聴講状況
筒井先生にGPGPUでの乱数生成について質問させていただく.
一緒に来ていたの丹治君石渡君の発表があったが,両方とも受けがよかった.
石渡君は質問も前向きかつ活発で,さらに有田先生がセッション後に話しに来てくださった.いい人工生命の学生見つけた!という感じが.
(調べればわかる人について匿名にすることがどこまで意味があるのか.どうせJSAI2009のウェブサイトみればわかるんだから,リンクしといてもいいよなぁ

有田先生のところの中井さんの発表:環境モデルをロボットの中に持つことで実機学習を早くする.
大林先生が飛行機の設計問題で流体力学計算を減らすため,応答曲面法つかっていたのと似ているな,と.研究の意義が,認知的な側面にあるという点がそもそも違うけれども.

MOiGAも面白い発表であった.インタフェースって大事ですよね.

発表
最後のセッションの二個目
確率モデルGPの探索空間削減の話をした.
聴衆の顔や質疑の様子から
  • 確率モデルGPがどんなもんか
  • イントロンがでてきて大変そうだ
  • 提案手法は根本的な解決ではないが,まぁ,ましにはなっているようだ
というだいたいのところはわかっていただけたように思う.

質疑では以下のような質問,コメントを頂いた.
  • 評価法についてのコメント(計算時間でも比較すべき)
  • EDAとPPTベースの確率モデルGPの関係
  • なぜイントロンが生じるか
聞きにきてくださった方,ありがとうございました.

JSAI2009 二日目

聴講状況
探索のセッションを聞いたのだが,A*の最近のところとかを聞けて面白かった.
RTA*の拡張として,不確実な問題空間(環境が変化する場合)の話とか.
A*の並列化とか.
探索空間は二つの定義の方法があるよ,とか.

招待講演1
ミンスキー先生のご講演を聴く
最近翻訳がでた著書の内容の概説が主だった.
  • 最近のAI研究者は昔を知らんのだよ.60年代を勉強しなさい,とのこと
  • いろいろ集まってできている(~だけじゃ足りない)
  • でも集めるだけじゃ足りない
  • ジョーク,わりとシニカル
  • 例:「SSA?動かないよ」
その後,質問に行く.でも,ミンスキー先生は捕まえられなかったので,訳者の先生に質問する.不勉強な質問だが「今回の話は人間の知性・知能が主要なテーマでしたが,人間以外の,たとえば犬とかねずみとかの知能についてはどうお考えですか」と.回答は思考素は共通だと考えている,とのこと.その組み合わせによる階層が人間より少ないと

招待講演2

筑波大学:山海 嘉之先生
ロボットスーツHALの話.
HALは人間の動こうとする神経活動を観測して,実際に体が動き出す前にロボットが動き出すという.こうしないと,本当にサポートすることはできない.
ぐっと力が入ってから,その方向に力を加える,という方法ではアシストにならないという.

ロボットスーツが人間と機械のsensor - actuatorのループを作っている,と.
具体的には以下のループが回ることで,人馬一体,この場合は人機一体で動けるという.
脳 -> 脊椎 -> 神経(四肢) -> 皮膚 -> ロボットの動き -> 神経 -> 脳

なんというか,サイボーグの世界だ.

ご研究の内容が本当に突っ込んで,かつ突っ走ってやっていらっしゃって,すごいと思った.既存のものが使えないとなると自分でアクチュエータから作られたということだし,光トポグラフィも自作されているとか.

プレゼンテーションもグラフィカルであり,かつ動画豊富で圧倒された.少しでも見習いたいと思った.

チュートリアル
加藤 丈和 (京都大学)
「OpenCVライブラリによる画像認識プログラムの開発」
研究に使えないかな,と思って聞きに行った.
コンピュータビジョンの研究者の方がOpenCVをどう考えていらっしゃるかがわかって参加してよかった.
サンプルを作ることをやりたい.どれもMacBook Airの解像度でemacs 2画面分くらいだとか.
GPGPUで高速化っていうのは出ては消えてではやってないみたいだ.


交流会
今年から名前が交流会になりました,とのこと.
いろいろな先生方,学生と話ができて楽しかった.ブログロボットの実機デモも見れたし.小出誠二先生にセマンティックウェブサービスの現状の話から人工知能全般の話までいろいろとお話させていただく.セマンティックウェブサービスくらい大きな話になると,予備知識が多すぎて博士3年でなんとかなるような話ではない,と.自分もECのほかに自然言語処理でバイトしてるから,一人でできないってのはわかる.Generate and Testで,健全性と完全性の話とか.健全性は大事だけど,完全性はなくても役に立てばいいじゃないか,と(オフレコだったのかもしれないが)おっしゃっていたのが ちょっとECっぽい.
しっかし,自分の不勉強ぶりが目立つ.うむむ.
稲邑先生ミメシスの研究について質問させていただく.峯松先生の音声の構造化の話と似ているなぁと思っていたので,その話をするとやはりよく一緒に議論していらっしゃるようだ.峯松先生の手法も取り入れているとか.ただ,音声のaiueoと違って運動の場合は基底が明確にはわからないので,そこが課題である,とか.
うちの研究室のメンバーと東工大の福永先生と共同研究の話を進める.実は昼もごはんを食べながら話した.交流会が終わってからも帰り道に話した.マイルストーンを決めることと研究の分担を決めることが目的だった.
そのほかにもタイミングでお話できない方もいたけれども,これは仕方がない.

結局帰るの遅くなったけど(8時半),翌日は発表なので2時までスライドを直す.
いろいろな方とお話してモチベーションがあがったせいか,ちょっと頑張ったように思う.

2009年6月17日水曜日

全国大会初日

聴講状況
  • ロボットのセッションを二つ
  • 最適化のセッションを一つ
  • ロボットと人のコミュニケーションと言語に関するオーガナイズドセッションを一つ
質問は二件.初めのセッションの初めの発表の初めの質問を勝ち取る.ロボット持ち歩くのはなぁ.携帯にマニピュレータがつく,とか?センサネットでセンサノード - コントロールノードの通信を抑制して電池を持たせるという発表もおもしろかった.森川研にも似たような研究があったような.
ロボットを使った展示案内やってる人がいたー.ロボットに案内させると,展示品よりもロボット自身に注目が集まってしまうから,それをどうやって解決するかと言う話だった.絞り込みが明確でわかりやすい.コミュニケーションを科学する方向に行くにしても,制約を緩和するにしてもいろいろと拡張の余地のある研究だと思った.

基調講演
堀先生の基調講演がおもしろかった.kncという先生お手製のソフトを使ってのプレゼンテーションであった.kncは,自分の書きためた原稿を元に,今の話題と関連する話を組み立ててくれるソフトらしい.kncは先生ご自身が一人で作っているという.ライフワークを持つというのはすばらしいことだな,と思う.今回新しく取り入れた機能として,その場で質問メールを受け付け,kncを使って質問メールに答えていくという試みがあった.Twitterとかチャットや掲示板のようにタイムラインで流れていってしまうものではなく,メールという取得するか否かを自分で選べるツールを使ったのが,質疑に流れとメリハリを与えていたように思う.

人工知能の過去を振り返り,現在,将来とつなげていくという話であった.
"hoge vs foo"という構図があったが,現在ではhogeもfooもだよね,という項目が多かった.

今は自然科学では物理学的なアプローチが全盛であるが,今後はその枠組みでは扱えないような研究についても,取り扱っていきましょうという野心的な主張がなされるのが永遠の青年学会である人工知能学会らしいと思った.(と偉そうに言ってみる

メンタリングセッション
一件目はARGの中の人の実名ウェブサイト,実名ブログは大事ですよ,と言うお話.早速実践してみる.毒にも薬にもならないようなことを書いてきたから,毒にも薬にもならない=企業にはいらない人間だと判断されてきたのだろうか.研究室内限定の日誌wikiのサマリーを小出しにのっけとけばよかったかな.

二件目は松尾豊先生のPublish or Perish.質の高い国際会議に論文を通すには,ということについて
  • 意義と重要性:日本のプレゼンスは長期的に見ると低下しますよ.日本内では評価が得られない日が来ますよ
  • 技術的なこと:落とされないためには
  • 考え方:落ちても落ち込まない,次に出せばいい
というお話であった.松尾ぐみや人工知能学会誌の特集で読ませていただいたことに,具体例と最近の話題を加えてのプレゼンテーションだった.メタ研究(研究を研究する)をしっかりなさっている方だなと思った.そして,G1国際会議の論文執筆は実は死屍累々なんだなと.死の淵からよみがえるから強くなるんだという研究者=スーパーサイヤ人仮説.もう無理というまで完成度を高めてみるよ.みるよ!

2009年6月16日火曜日

高松初日

高松出張中
今日は早起きの父からの電話に助けられ,5時10分に家を出て,8時のフライトで高松まで出張に来た.一年半前に旅行で来て以来,二度目の高松である.全国大会は明日からで,私の発表は金曜日の午後の最後のセッションだ.現地でも完成度を高めたい.

饂飩巡り
初日しか観光の時間がとれないため,学会フィードバックの際に発表するための観光を行う.観光発表は偉大なる諸先輩方から受け継いだ伝統なので,途絶えさせるわけにはいかない.

空港から市街地にやってきて,まずはレンタサイクルを借りた.100円/日.すごく安い.

いったんホテルに荷物を置いた後,うどんを食べに出る.
11時〜12時くらいで3軒の製麺所を回る.レンタサイクルのなせる業である.
  1. 松下製麺所
  2. 竹清
  3. ??製麺所
どれもおいしかったが,竹清が一番好みだった.
しかし,記憶にあった讃岐うどんはこんなもんじゃなかったはずである.なぜ?俺の舌が劣化したのか,記憶を美化してしまったのか.
記憶との相違は以下のとおり
  • 喉ごしがもっとよかった
  • 出汁の香りが塩分に劣らず,もっと主張していた
なんだろう.明日は前回行った店に行ってみる.

直島,現代アートの島
うどんを食って会場の下見に,とサンポートにやってきた.ついでにフェリーを見ていたら,筑波大学のS先生とお会いする.直島に安藤忠雄が箱(建物)を作った現代アートがある,それも至る所にある,それを見に行くんだが,一緒にどうか,とお誘いを受けたので,我ら三人はお言葉に甘えて,ご一緒させていただくことにした.

S先生には,研究会の折りに少し挨拶と質問をさせていただいただけであった.改めて自己紹介と自分たちの発表の予定などを話しながらフェリーに乗った.1時間ほどで直島に到着.

レンタカー:ない
電動レンタサイクル:出払った
レンタサイクル:ある

ということで,レンタサイクルで島を巡ることに.後でわかることだが,すごい起伏でしんどい.6段変速で助かった.次くるならロードバイクを持ち込みたいところである.
  1. 地中美術館:鑑賞者の感覚を選択と集中,そして変容させるアート群,白衣の学芸員
  2. 家プロジェクト(民家をアートに改造):南寺の暗順応と光の擬似的なスクリーンで完全にだまされる
  3. ベネッセハウス(屋外アートのみ):さわったり,登ったりしてはいけません
をみる.なお”:”以下は一行感想である
半日では全部回れない.機会があれば,もっと余裕を持ってまた来たい.

ここの美術品は基本的に
  • 参加型
  • 感覚に訴えかける
  • 無機質
という特徴があると思う.ジェームズ・タレルの光をそのまま見せるアートが印象深かった.が,参加型であるがゆえ,その感覚は原則として一度だけしか味わえないのが残念である.

島中にアートが埋まっているため,注意深くみていけば,まだまだ発見があるはずである.

と,午後7時25分の最終のフェリーまでさんざん堪能した.

晩飯まで,S先生とご一緒させていただき,宿に帰ってきた.
明日は9時から最初のセッションがある.

2009年6月15日月曜日

サプライズ誕生日ケーキとか

学校関係
人工知能学会全国大会の準備とか.
出張日程を印刷し,スライドを修正する.
スライドに追加すべき図の作成をしているうちに,新しく実験して確かめるべき項目を見つける.
GPGPU関係の進捗が思わしくない.向こうに行ってもリモートで作業できるかどうか.

明日は5時起きで8時のフライト.早い便が安かったからこんな時間になったんだよな.

プライベート

研究室に昨日が誕生日だった人がいたので,その人に内緒でケーキとジュースを用意した.
最近,難しそうな顔をしていたけど,喜んでくれたようで久しぶりに笑顔を見たように思う.
なかなかつらい時期だけど,こうやってみんなで乗り越えて行きたい.
実際に動いてくれたm君に感謝.

2009年6月14日日曜日

大学近くのフランス料理店

昼飯を食べに根津の方まで出てきた.
最初は根津のうどん屋「根の津」に行こうとしていたのだが,10人ほど並んでいたのでやめる.
休日は早めに行かないとだめだな.
次に行った老人ホームと同じ敷地にあるうどん屋はやってなかった.

その後,言問い通り沿いの地下にあるフランス料理店にたどり着く.
ここは行き帰りに通るたびに気になっていた店だ.

ランチが1600円.この並びの店だと価格帯が結構上だ.
少なくとも学生相手ではないな.

自分たちはジーンズだったので少しためらったが,とにかく空腹だったので入店.
先客が1組.落ち着いた雰囲気の店内だった.

自分はランチメニューAの
  • 生ハムのサラダとキャベツのキッシュ
  • 豚肉のコンフィ(ばら肉)
を頼んだ.

キッシュは水っぽくなく,くどくなく.
コンフィは外がカリカリ,中がしっとり.
どれもおいしかったし,量もちょうどよかった.

立地のためか価格のためか,お客さんが少ないように思えた.
その分落ち着いてすごせるので,誰かをもてなすときには使おうと思う.
大学近くの穴場的なレストランである.

引っ越しました

アメーバブログからBloggerに引っ越しました.
はてなも検討しましたが,はてなはすでに私的なメモとして使っているため,間違って投稿しないよう別のサービスを利用することにしました.

最終的にはGoogleのポリシーである
"Don't be evil."
を信じて,ここを選びました.

このエントリーを書いてみての感想ですが,gmailと同じように下書きが自動保存されるのはいいですね.アメーバでは下書きを失うことが何度かあったもので.

宣伝をみるかぎりでは,HTML, Javascriptも使えてカスタマイズ性に富み,先進の機能も取り入れているとのことですが,結局どのくらい使うことになるのか.
興味を持っていろいろやりたいところです.

幻の黒船カレーを追え

水野仁輔著「幻の黒船カレーを追え」を読んだ 。「 銀座ナイルレストラン物語 」( 読書記録 )を読んで、同じ著者が出しているカレーの物語、ということで本書を読んでみた。  今回の感想はややネタバレ気味なので、新鮮な気持ちで読みたい方は、この先を読む前に、本を読んでほしい。  で...