2009年6月16日火曜日

高松初日

高松出張中
今日は早起きの父からの電話に助けられ,5時10分に家を出て,8時のフライトで高松まで出張に来た.一年半前に旅行で来て以来,二度目の高松である.全国大会は明日からで,私の発表は金曜日の午後の最後のセッションだ.現地でも完成度を高めたい.

饂飩巡り
初日しか観光の時間がとれないため,学会フィードバックの際に発表するための観光を行う.観光発表は偉大なる諸先輩方から受け継いだ伝統なので,途絶えさせるわけにはいかない.

空港から市街地にやってきて,まずはレンタサイクルを借りた.100円/日.すごく安い.

いったんホテルに荷物を置いた後,うどんを食べに出る.
11時〜12時くらいで3軒の製麺所を回る.レンタサイクルのなせる業である.
  1. 松下製麺所
  2. 竹清
  3. ??製麺所
どれもおいしかったが,竹清が一番好みだった.
しかし,記憶にあった讃岐うどんはこんなもんじゃなかったはずである.なぜ?俺の舌が劣化したのか,記憶を美化してしまったのか.
記憶との相違は以下のとおり
  • 喉ごしがもっとよかった
  • 出汁の香りが塩分に劣らず,もっと主張していた
なんだろう.明日は前回行った店に行ってみる.

直島,現代アートの島
うどんを食って会場の下見に,とサンポートにやってきた.ついでにフェリーを見ていたら,筑波大学のS先生とお会いする.直島に安藤忠雄が箱(建物)を作った現代アートがある,それも至る所にある,それを見に行くんだが,一緒にどうか,とお誘いを受けたので,我ら三人はお言葉に甘えて,ご一緒させていただくことにした.

S先生には,研究会の折りに少し挨拶と質問をさせていただいただけであった.改めて自己紹介と自分たちの発表の予定などを話しながらフェリーに乗った.1時間ほどで直島に到着.

レンタカー:ない
電動レンタサイクル:出払った
レンタサイクル:ある

ということで,レンタサイクルで島を巡ることに.後でわかることだが,すごい起伏でしんどい.6段変速で助かった.次くるならロードバイクを持ち込みたいところである.
  1. 地中美術館:鑑賞者の感覚を選択と集中,そして変容させるアート群,白衣の学芸員
  2. 家プロジェクト(民家をアートに改造):南寺の暗順応と光の擬似的なスクリーンで完全にだまされる
  3. ベネッセハウス(屋外アートのみ):さわったり,登ったりしてはいけません
をみる.なお”:”以下は一行感想である
半日では全部回れない.機会があれば,もっと余裕を持ってまた来たい.

ここの美術品は基本的に
  • 参加型
  • 感覚に訴えかける
  • 無機質
という特徴があると思う.ジェームズ・タレルの光をそのまま見せるアートが印象深かった.が,参加型であるがゆえ,その感覚は原則として一度だけしか味わえないのが残念である.

島中にアートが埋まっているため,注意深くみていけば,まだまだ発見があるはずである.

と,午後7時25分の最終のフェリーまでさんざん堪能した.

晩飯まで,S先生とご一緒させていただき,宿に帰ってきた.
明日は9時から最初のセッションがある.

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