f.Laboの入り口。この看板もレーザーカッターで自作したもの。 |
中に入ると、右手の棚に、作品が展示されている。上段中央に見えるトロフィーや熊のような造形のほか、上段手前に見えるような駆動装置と制御回路を持った作品まである。その下の段は、3Dプリンタで出力したカメラ用アダプタやペットボトルキャップだ。
陳列された作品。 |
左手の机にも作品が並んでいる。手前にあるのがレーザー加工装置で模様を描いたベルトなど。その右手奥にあるのが3Dプリンタ。現在、機器選定中で、試用している最中とのこと。
手前:陳列された作品。右手奥の緑色の機械:3Dプリンタ。 |
そのほか、椅子作成コンテストで作られた作品も展示されていた。決められた量の合板だけを使って、いかに丈夫な椅子を作るかを競うのだそうだ。下の写真のマッシュルーム型の椅子は、抜群の安定感を誇ったという。座ってみたが、たわみやがたつきは全くなかった。
コンテストで抜群の安定性を見せた椅子 |
その他にも、窓側に大きめの作品が展示されていた。
窓際にも作品が展示されていた。 |
平日のため、人が少なかったので、スタッフの方二人にお話を聞くことができた。はじめに対応していただいた男性の方は、IAMASの研究補助をされているそうだ。f.Laboの概要について説明していただいた。
f.Laboは、4月に運営母体が変わり、再立ち上げの最中とのこと。新規利用者が受ける必要のある導入ワークショップは5月の中旬から開始の予定で、今は去年利用していた方々だけの利用となる。導入ワークショップを受講すると、フリータイムと共有フリータイムの時間に、加工機を利用することができる。フリータイムは予約制であり、共有フリータイムは予約なしに複数人で加工機をシェアする。利用料金は無料だが、設計データをオープンにし、作業の様子の撮影に同意する必要があるとのこと。これは、コミュニティへの還元と、IAMASの研究のためだそうだ。
次に、女性の方に加工機の説明をしていただいた。下の写真がレーザー加工機。右の横長の筐体が、レーザーで物体を切断、切削する機械で、左の縦長の筐体が、排気から粉塵を取り除く機械だそうだ。
レーザー加工機 |
デモとして、f.Laboのロゴを作っていただいた。左上の赤いヘッドからレーザーが照射される。みるみるうちに形ができるのを見ると、子どもの時に感じたようなワクワク感で満たされてきた。
よく見ると、レーザーが照射された場所から煙が立ち上り、上部のファンに吸い込まれていく。たしかに、コンピュータが隣にあるような環境で使うには粉塵除去装置は必要だ。
f.Laboのロゴを加工中 |
下が加工後のロゴ。木の焦げたにおいがする。香ばしい。加工時間は1、2分で非常に高速。表の看板と同じデザインだが、目測で1/10くらいの縮小版。ベクタデータなので、拡大縮小は手軽にできる。
レーザ加工機で作成されたf.Laboのロゴ |
夏に帰省する時には、導入ワークショップを受けて、自分のデザインを作成することを約束して、f.Laboを後にした。
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