2013年8月19日月曜日

読書記録「ロスト・シンボル」


お盆の帰省中に、実家で上巻だけ読んだのだが、時間切れで中・下は読めなかった。当然のことながら、岐阜羽島駅ではロスト・シンボルの文庫版など売っていなかったので、上京する新幹線の中でも、続きが気になって気になって仕方がなかった。

そんなとき、ふとスマートフォンを見て、kindleアプリなるものを思い出した。早速インストールして、ログインし、検索してみると、ロスト・シンボルのkindle版が見つかった。

 

早速ダウンロードして読んでみたところ、結構快適に読めた。 

これまでは、図が多用される技術書とか論文をiPad等で読もうとして、
  1. 全体を表示すると字が小さすぎる
  2. 拡大すると移動が煩雑
なため、挫折してきたが、小説を読むなら十分だ。

特に、ダン・ブラウンのようにひたすらスピードを上げて読み込んでいくタイプの小説にはピッタリだ。 これが、登場人物の確認のため、何度も行ったり来たりが必要な水滸伝だったりしたら、また挫折していただろうが。

kindle版のメリットは、下記二点。
  • 新幹線のなかでも買える
  • 140円ほど安い

デメリットは、

  • 紙の本の巻頭にある写真付きの名所解説が省略されていたこと
  • 紙と比べると、やや目が疲れること
目の疲れに関しては、kindleの欠点ではなく、デバイスの問題だが。調子に乗って一気読みしたら、次の日目が痛かった。

読書記録なのか、kindleの体験記なのかよくわからなくなったが、ロスト・シンボルの感想を述べる。

ロスト・シンボルは、ハーバード大学のラングドン教授がアメリカのワシントンDCで謎めいた事件に巻き込まれ、国家権力、宗教、科学のそれぞれの勢力に翻弄されながら事件に立ち向かうお話。

ダビンチコード、天使と悪魔につづいて、三冊目のダン・ブラウン作品として読んだのだが、さすがにマンネリを感じた。それでも、スピード感で一気に楽しめた。科学の部分の解釈と描き方には共感できなかったし、また、結末に納得がいったわけではないが、それでも概ね満足だった。

 もし、読んでみようという方は、図書館で借りて読むのがおすすめ。 あっという間に読めるし、一度読んだらしばらくは読み返さないだろうし。

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