2009年7月12日日曜日

GECCO2009 Paper Presentation 2

聴講
GPのブロートの話がマニアックだった.Crossoverによる距離のはかり方が追い切れなかったので後で見返したい.それから,深さ制限のキャパシティの分布をどうやって決めているのかもわからなかった.ディナーの時に捕まえられなかったのが痛い.
GPで似顔絵がおもしろかった.あれは自分でもやってみたい.後で質問したけど,Population Size = 2が最も良い結果を示したというのは,GPじゃない手法の方が良いような気がしてならない.

Keynote Speech
バーチャルヒューマンの話だった.見せ方がうまいっていうのと,積み重ねがしっかりしているというのが感じられてとても興味深かった.
・ロボット研究者は自由度を減らそうとし(IKしやすい6自由度
・自然は自由度を増やそうとする(筋骨格モデル
という姿勢の違いについて述べられていたが,なるほどなと思った.
アイソメトリックな運動についてもすでにシミュレーションされているとは知らなかった.2年くらい前に中村先生のところに見学に行く機会があったが,拮抗筋を含めて,どの筋肉を動かしているかを人間を観測することで再現する,と言う話があるのはしっていた.今は,筋肉の上部の皮膚組織(現在は3層モデルらしい)の再現もされているとか.
ディナーで一人でいらっしゃるところを見かけたので質問してみた.
Q.頭から始まり今では全身のモデルができていますが,今後はどのような方向に進んでいくのですか?
A.全身の物理計算はまだ完全ではないのでそれを進める.また,細部を見れば詰めるべき課題は多い
Q.カールシムズのバーチャルクリーチャーと関係があるように見えましたが,その点はどうですか?
A.我々は進化のアプローチをとっていないので,方向として少し違っているように思う.私はあまり関連しているとは思わない.
Q.ベイジアンネットワークを使って,行動決定をしているところがありましたが,どうやって作成しているのですか?学習していますか?
A.現在は手作業で作っている.学習は今後の課題
ということだった.直接話すことができて,とても良い経験になった.
先生は,日本に何度か来ていて,池内先生と知り合いだ,とおっしゃっていた.

GECCO10周年パーティ
 たくさんの人と話すことができて,とても良い機会になった.
  • GECCO2006であった出席者と偶然出くわす.はじめは全然わからなかった.向こうも3年ぶりのGECCOだと言ってた.なんという偶然.
  • EDAの確率モデルから知識抽出をする話をしている,キューバ出身の人と話し合った.統計的に数値的な知識の抽出をしていたので,記号的,ルール的なアプローチは可能か,ということについて話し合った.僕のはまだ妄想が大部分なので実現可能な話に落としていきたい.それから,先生の新しい本の内容に興味があるようなので,フライヤーを配っておいた.
  • ソウル大のMcKay先生と学生さんと,話した.McKay先生には本当にお世話になった.
  • 日本の出席者の方々と少しお話をした.筒井先生には,イリノイ大学にいらっしゃったときの話を聞かせていただいた.
  • インド出身の人と仲良くなった.明日は発表を聞きに行く予定.
  • メキシコの音楽の解析にGAを使っている人と再び会う.丹治君を紹介することになっていたが・・・
二次会
クラウスにつれられて二次会に.
ほとんどスコットランドの人としゃべっていた.日本に3ヶ月滞在していたという.酒も入っていたし,眠かったし,しょうもない話しかしなかった.申し訳ないな.

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