森田豊著 今すぐ「それ」をやめなさいを読んだ.
著者は医師で,健康のためにやめた方が良い習慣を1つ約4ページで50個紹介している.
テーマは食事,アルコール,入浴・睡眠,身だしなみ,心と脳の健康,足腰,社会生活の7つあった.
取り入れたいと思ったのは,下記の3点.
- お風呂で湯船に入ってから体を洗うのをやめる
- カロリー消費を運動に頼るのはやめる
- 2時間以上座りっぱなしをやめる
一点目については,湯船につかると,皮膚表面がふやけて傷つきやすくなり,その状態で体を洗うと皮膚が荒れて乾燥肌が悪化する,ということらしい.これは経験的にもそうなので,今後も先に体を洗ってから湯船につかるようにしたい.
二点目は,普通の生活をしている人は,運動で消費されるカロリーはたかだか5%(そもそも時間が取れないからでしょうな).で,約30%は,非運動性熱生産(ニート)で,通勤で歩いたり,家事をしたりして体を動かすときに消費されるらしい.基礎代謝が60%なので,その半分にあたる.基礎代謝は30代男性なら1500kcal程度らしい(参照).その半分は700kcalくらい.結構大きい.水泳ならクロールで1時間半くらい泳がないといけない.クロール3時間は厳しいが,ちょこちょこ体を動かすのを2倍にするのは可能なのではないか.日常生活のちょっとした活動を増やしていきたい.
三点目は,2時間以上座っているとがんのリスクが大腸がんだと8%上がるらしい.ニートが阻害されて,免疫機能が衰えるからだ,と推測されている.なので,そういう面でもちょくちょく席を立って歩き回るようにしたい.
このほか,そうだろうなと思ったのは下記2点.一見体に良さそうだけど,効果がない or 逆効果.
- デトックスで体はきれいにならない
- 運動前の入念なストレッチはやめる
そして,これはちょっと議論がありそうと思ったのは下記2点.
- 少量のお酒は認知症予防によいが,大量はだめ
- 食後すぐの歯磨きはしない
食後すぐの歯磨きについては,食事で生じた酸が歯の表面を傷つけやすくなるから,というのが理由だが「酸性の食品をとった直後は避けるだけでよい」などいろいろ議論があるみたいですね.
健康に関する「定説」は結構移り変わるので気をつけてアップデートしていかなければと思った.
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