高橋博著 父親が知らないとマズイ 「女の子」の育て方を読んだ.
一言で言うと,親の考えを子どもに押し付けるな,対話せよ,とのこと.
人生の先輩として,自分の経験を話してあげるのはいいけど,古いものさしで子どもを測るな,縛るな,と.
主張はもっともなんだけど,補強材料が頭で考えた感があったり,ステレオタイプじゃない?と思う面があったりして,やや弱い.著者はいろいろな学校で学校改革,教育改革をされてきた,ということなので,もっと具体的な事例があるとよかった.または,統計をつかったり,研究を引いたりするとか.
どちらかというと,女の子,うんぬんのところよりも,今の中学,高校がどうなっているか,のところが勉強になった.東京都の公立高校の定員数って,全生徒の4割しかないんですね.私立がマジョリティという.地方の公立高校出身としてはショックを受けた.
私立といっても,金銭面では公立と大きな差はないらしい.教育の無償化で補助金がでるためだ.所得制限はあるけれども.こういう制度(文科省)ですね.
とはいえ,私立は授業料だけでなく寄付(強制)とか,修学旅行積立金とか,いろいろと追加でお金がかかりそう.
また,私立だと学校間で教育方針やカリキュラム面での違いが大きいとのこと.特に考えることを重視した,新学習指導要領ではその違いがでる,と.
うーむ,これはちゃんと準備しなければ......
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