前に齋藤孝の速読術を読んでおもしろかったので読んでみた.齋藤先生も,同じ人の著書を何冊も読んで理解を深めることを勧めているし.
二冊に共通しているのは,話の流れがしっかりしていて,ふんふんと読んでいるうちに説得されてしまうことである.すごい文章力,構成力だ.
本書では,仕事ができる人になるための2週間集中特訓を提案する.
その中でもキーとなるのは「仕事ノート」である.これは自分自身の課題を記録しておき,何が問題なのかを具体的に考えるためのツールである.自身の振る舞いを客観視し,感情と行動を分離して捉えるのは,別の本でも勧められていた(が,なんの本だったか思い出せない……).
仕事ノートつけなきゃ,と思い,今週は,次の2つから始めてみた.
- 今日の課題を決めて出社すること,
- 3行で仕事の優先順位を書き出し,一つ仕事を終えるごとにその3行をまた見直すこと
今日の課題は,正直うまくいったのかよくわからん感じだったが,3行まとめの方は良かった.TODOリストのように網羅する必要もないし,項目が少ないので集中できるし,見直す際に反省をするようになるし,優れた仕組みだと思った.
あとは,これを保存して見直すための記録用紙をどうするか,だなぁ.
できれば電子的にやりたいんだけど,スマホの入力は一旦思考が途切れてしまうし,紙のノートはかさばるし,検索できないし.なにかいいものはないだろうか.
また,本書は解説が秀逸で,本書の主張が見事に構造化されている.
斉藤先生に説得されて「なるほどなぁ」と思って,解説を読むと「たしかにそうだった」とダメ押しされる感じ.
オススメ.
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