2009年12月30日水曜日

トラブル続き - 帰省

トラブル1:鍵の故障
29日(火)昼過ぎにアパートを出ようとすると鍵がバカになっていて,外から施錠できなくなった.鍵を交換してもらったばかりだというのに.管理会社はもう仕事納めで,連絡がつかなかった.年末年始,夏期休業専用ダイヤルにかける.交渉ー作業で終わったら午後5時.泣ける.

トラブル2:水漏れ
30日(水)正午に研究室の向いの事務室兼キッチンに行くと,一面水浸しだった.
「おれじゃないのに」
と文句を言いつつも掃除をする.
その三十分後,またキッチンに水たまりができていた.人がいたので聞いてみると,しばらく前から水漏れしていたらしい.そして,今日は特にひどいとのこと.

「いやいや,放置してたら下の階にも被害が出るから,気づいてたなら設備に連絡してくれよ」

とつっこみつつ,緊急連絡先に電話する.設備の人に来てもらって,修理してもらう.30日でも対応してくれるなんて.
その後,下の階の被害状況を確認し,教員の方に報告した.幸い,下の階は大丈夫だったらしい.

そして,もう一回掃除をやり直した.
時計を見ると3時.

これは

「人生予期せぬことがおこるから,自分のことは早めに終わらせなさい」

というお告げなのだろうか.

帰省
帰省した.頼まれていたおみやげをそろえるのに東京駅大丸を駆け抜けた.
  • まい泉のカツサンド
  • 知床寿司のあぶり寿司
  • 銀のぶどうのロールケーキ
こっちでも作業する.資料も持ってきたし,しっかりやるんだぞ,柳瀬利彦よ.

2009年12月22日火曜日

研究室の忘年会とTwitter&GoogleJapanの講演

研究室の忘年会
多くのOBの方がいらっしゃいました.
旧交を温めることももちろんですが,新しい研究トピックや考え方を仕入れることもできて有益でした.
研究の幅を広げて行こうと思います.

Twitter と Google Japanの中の人の講演
Webの情報科学の特別講義を聞きに行った.
隣の研究室の人がたくさん来ていた.

学術的な話,テクニカルな話よりも,TwitterやGoogleの方針や今の関心事などの話だった.
Twitterでくだらないことをハッシュタグつけて呟いていたら前の画面に大写しになって冷や汗が出た.

Google Japanの講演は,キーフレーズがスライドごとに提示されていた.何が言いたいかをひとことで表している.印象に残るプレゼンテーションの仕方だと思う.その一つである,行動規範に関するひとこと,

Think big,
start small

は覚えておこうと思った.

2009年12月20日日曜日

進化計算シンポジウム2009

進化計算シンポジウム2009概要
19,20と沖縄の那覇で進化計算シンポジウムが開催された.
研究室からは4人が参加してきた.
今回はオーラルセッションはなく全てポスター発表であり,全部で約40件の発表があった.
よく考えられ,検証された研究が多かった印象がある.理論から応用まで,幅広い話があって刺激になった.予稿集が公開されないので,詳しく書くとダメなんだろうな,と.(自分用:メモはpomeraに保存してある.Evernoteに移すのを忘れないように)

発表
ポスター発表では,多くの有益な議論ができたと思う.研究室ではあまり分布推定をやっている人がいないので,それに関してのコメントをいただけたのがありがたい.
今後の研究の方向性が見えてきたように思う.

懇親会
一次会は先生と首都大の安藤先生(伊庭研OB)とずっと話していた.二次会前に高木先生とお話する.実は,高木先生は私の中学,高校の先輩であることが判明した.しかも,母親と中学高校の同級生であると.なんとなんと.
二次会は東工大の小林研の学生たちの部屋で少々飲む.小林研のエピソードがすごすぎておもしろすぎる.キノコ狩りとか.研究室に持ち帰って広めてみよう.

表彰
同じ研究室の丹治君と一緒にベストポスターを受賞しました.聞きにいらしてくださった皆様,ありがとうございます.賞をいただけるとは思っていませんでしたので,名前を呼ばれたときは本当に驚きました.
これからも精進します.

2009年12月17日木曜日

ポスター印刷とスライド作成

ポスターの印刷
クラウスのアドバイスでポスターを修正した.
レイアウトを変更し,実験を見やすい位置に配置した.少しは見やすくなったと思う.
3時にみんなまとめて印刷してもらった.
丹治君のはデザインとして美しい.見習いたい.

スライド作成
2分半でまとめるのは難しい.
この研究を一言で言うと,なんだろう.
導入だけに絞る手もあったな.

IMEのキーアサインは変更
以下,Windows 7日本語版の場合.

IMEバーを右クリックして「設定」を選択
「テキストサービスと入力言語」のウィンドウ
「全般」タブ
「インストールされているサービス」の項
「日本語(日本) - キーボード - Microsoft IME」を選択
「プロパティ」

「Microsoft IMEのプロパティ」のウィンドウ
「編集操作」のタブ
「編集操作」の項
「キー設定(Y):」
「変更」

「Microsoft IME 詳細プロパティ」のウィンドウ
「キー設定」のタブ


ここで「キー追加」「変更」「削除」ができる.
BootcampでWindowsを使っているMacBook Pro 15inchのF12にIME on / offを割り当てた.

僕はLinuxでは「Shift+SPACE」で変換しているので,統一できそう.
MacBook Proは共用PCなので,自粛したけれども.

雑記
後輩がCore i5のPCを組み立てた.また一台壊れそうなので,もう一台追加する必要があるように思う.人がいるうちに一気にやれるとよいのだが.

2009年12月16日水曜日

ポスター製作とゆず酒経過

ポスター
進化計算シンポジウムでの発表用にポスターを作った.
配色のセンスがなさすぎる.
研究室のメンバーに見てもらったけど,あまり変わらなかった.
アドバイスを受ける際,はじめにする説明であまり方向付けない方がよかったのかもしれない.予防線を張りすぎた感がある.

ゆず酒
見てみたら,焼酎が黄色く色づいてきた.
変化があるのは面白い.



2009年12月14日月曜日

実家からゆずが届いたのでゆず酒を漬けてみた

実家から荷物が届いた.
その中に,思いのほか大量にゆずが入っていたので,その半分を使ってゆず酒を漬けることにした.










買いもの
ガラス瓶: 570円
ホワイトリカー: 1300円

材料
ホワイトリカー:1リットル
ゆず:400g
砂糖:100g

ビンが小さかったので,ホワイトリカーのパッケージに書いてあったレシピを半分にして漬けた.
アルコールが100ml多いが,アルコール度数が高い方が腐りにくくなるだろうと思い,えいやと入れた.
途中までゆずを手でむいていたが,あまりの果汁のロスに危機感を覚え,包丁に切り替えた.
ゆずは皮が厚いため,包丁だときれいにむける.ひとつ賢くなった.

皮は10日ほどで取り出し,実も1ヵ月後には取り除くそうだ.
出来上がりが楽しみである.

2009年12月6日日曜日

赤いキートップが届いた HHKBキャンペーン当選!

Control Keyが赤くなる日
Red Keyと取り付け工具とHHK

HHKBシリーズの30万台出荷を記念してPFUがキャンペーンをしていたので,申し込んでおいた.

幸運にも当選したので,早速取り付けた.予想してたよりも鮮烈な赤で黒いキーボードに映える映える.

2009年11月12日木曜日

アブラムシとテントウムシ

研究室の窓辺でアイビーを育てている.
今年の春に買ってきたものだが,ずいぶん大きくなったものだ.
水を吸う量も明らかに増えている.
この時期,空気が乾燥してくるが,アイビーが加湿してくれるのではとひそかに期待している.

さて,先週あたりからこのアイビーにアブラムシがつくようになった.
まだ少数なので,見つけ次第手作業で取り除くようにしていた.
その数日後,ふと葉っぱを見てみると,フタホシテントウがいた.
室内なのに,どこから入ってきたのだろう.

翌日,みてみるとテントウムシはいなくなっていた.アブラムシの数も心なしか減っていたようだ.
小さな生態系を見たような気がした.

2009年11月3日火曜日

修正原稿提出

本日は論文の照会に対する回答の締め切りでした.
共著者や,研究室メンバーの皆様,ご協力ありがとうございました.
休日にお騒がせいたしました.

しかし,今日は研究室にほとんどの時間一人だったので本当に静かだった.
昨日,OBの安藤さんがいらっしゃってにぎやかだったのとは対照的だ.

2009年10月22日木曜日

福永先生特別講義

今日は融合情報学特別講義に東工大の福永アレックス先生がいらっしゃった.
福永先生とはサービスロボットのプログラム合成について,共同研究させていただいている.

今日は,ロボットとは関係なくSATに関する講義であった.
簡単に言うと,SATとは与えられた論理式の値を真とする論理変数の真偽の組を求める問題である.この問題を世界で一番効率よく解くアルゴリズム(非厳密法)がどうなっているか,という話であった.驚くべきことに,それはコンピュータが自動的に合成したアルゴリズムなのである.

90年以前は厳密法といって,必ず解が求まる手法についての研究が主であったが,93年にGSATという非厳密法が提案されて以来,一気に非厳密法の研究が花開いた.それまでは計算時間の問題で30程度の変数が限界であったが,GSATは一桁多い変数の問題も解くことができたという.

GSATは完全な貪欲法に基づく手法であった.
翌年には
  • 探索履歴を用いる手法
  • ランダムネス
といった要素を取り入れた手法が現れた.

その後は,"貪欲性", "履歴", "ランダムネス"という三つの要素をいかに組み合わせるか,ということがアルゴリズム開発の主題となる.

GSATを開発した研究者は100個ほどのアルゴリズムを提案し,テストしてみてやっと改善の見込まれるアルゴリズムにたどり着いたという.これは,アルゴリズムを見るだけでは,たとえその道の第一人者でも,その良し悪しを見分けることは難しいということである.

それならば,組み換え作業と実験を自動化して,よいものを取り出せばよいのではないか,というアイデアに福永先生はたどり着いた.
具体的には,"貪欲性", "履歴", "ランダムネス"という三つの要素を表現できるプログラム断片(関数など)を定義し,それらを合成する方法(遺伝的プログラミング)を実装した.

結果としては,WalksatやNovelty+といった人手で作られた優れたアルゴリズムに勝る性能を示した.

提案手法の紹介に加えてSATがなぜ重要か,SAT研究者とのやり取り,SATの解法の歴史など背景がしっかり描かれていて非常に面白く聞かせていただいた.

講義の後に,研究室のメンバーと福永先生で白菜鍋と餃子で飲み会をした.
この時のために,西巣鴨のファイト餃子で4パック80個の生餃子を購入してきた.柏や野田のホワイト餃子の技術提携店で,見た目も味もホワイト餃子と近い餃子だった.
飲み会では,調理担当として焼き餃子,水餃子,とり皮揚げ,ねぎ焼き,豚肉としいたけの( 塩炒め|味噌炒め),豚汁(豆板醤入り)などを作った.豚肉料理が多いのは,鍋の残りをつかったためである.
久しぶりに,同じものを何度も作ってると,だんだんうまく作れるようになっていっておもしろい.
昨年卒業した先輩に料理の非常に上手な方がいらっしゃったが,やっぱり料理ができるとすごいなぁと改めて尊敬した.メインの料理を作りつつ,並列にサラダとか酢の物とかの副菜をさっと作れるようになりたいな,と.

2009年10月17日土曜日

Engadget Japanese オフラインパーティ

Engadget Japaneseのオフラインパーティに参加してきた.研究室の後輩と一緒に二人で行ってきた.来年からは,こういうイベントにはもういけないだろうなぁ,と思い作業を早めに切り上げて六本木へと向かった.

日時:10月15日(木) 午後7時半~
場所:六本木スーパーデラックス

Twitter
せっかくiPod touchを買ったので,ここぞとばかりにつぶやいた.
つぶやき環境は以下のとおり.
iPod touch + TweetDeck + wifi

テンションあがって,あったこと,思うこと,片っ端からつぶやいたので,一時的にTwitterタイムラインが異常な頻度でアップデートされた.普段は5 tweets/dayくらいだもんな.おかげで,フリック入力が鍛えられたよ.フリックしたときにポップアップが出てくるのを待たなくていいことも,そのとき知った.

つぶやきまとめに少々載った.
はじめてRTもらった.あれは少々うれしいね.

並んでいる最中
午後7時ちょうどに着いたけれども,もう100人くらい並んでいた.結局,入場したのは104人目だった.前に並んでいた人から名刺もらった.こういうときは,名刺持ってこないとね・・・

プレゼン
みな,プレゼンがすばらしくうまく,刺激になった.そのガジェットの楽しさ,熱さがひしひしと伝わってくる.本当に好きなんだろうし,本気で打ち込んで作ったものなんだろう.少年のような「これいいだろ」感を30になっても40になっても持ってるってのはいいね.

聴衆のノリも最高だった.ガジェットが大好きなようでこんなに多くの同好の徒に会えて幸せな会であった.

お茶大の塚田先生のEyeCatcherはアイデアがよかった.写真を撮るときに,カメラの上にクマが出てきて表情を和ませるなどしてくれる.それにしても,被写体がよかった.デモ用の写真って大事ですよね.ああ,女子大.

横国のバーチャルヒューマノイドとか,熱かったな.「これとラブプラスをあわせれば…」なんてことをオフィシャルな場で言うとはすばらしい勇気をお持ちで.

五十嵐研のテーブルトップインタフェースとかも紹介してて,発表者には結構研究者がいた.
後ろで聞いてた人たちが「ロボット学会がうんたら」って言ってたので,大学関係者だろうな.

KORGの佐野さんのプレゼンもすばらしかったけど,Youtubeにあがってない.
著作権,肖像権などの権利についてなにも言ってなかったから,あげないほうがいいのかな.
動画をとったんだけど.

明和電機の社長は動画アップロードOKって明確に言ってたから,結構動画がみつかった.
オタマトーン(来月発売 通販では2500円くらい)


プレゼン最初から

2009年9月22日火曜日

結婚式二次会

結婚式二次会
高校の同級生の結婚式二次会に参加した.100人を超える出席者で,交友関係の広さがすごい.
新郎がアメフト部だったので体育会系な二次会だった.

ビンゴで電動歯ブラシが当たり,新郎新婦に一言メッセージを贈ることができた. こういうの慣れてないので,緊張したけど数年前に二人にあったときの感想などを交えてお祝いを述べさせてもらった.

新郎が本当にいい人で,新婦も幸せそうだった.
末永く,お幸せに.

ちなみに,僕は高校の人たちと一緒に座っていて,ちょっとした同窓会みたいな感じだった.
新郎の会社の人と話したり,普段できない経験ができるのがいいですね.


輪読準備
A New Kind of Scienceで輪読がある.
自分の担当ある10章を読みきる.予定より遅れていたので,名古屋まで持ってかえって読んでた.名古屋駅近辺の喫茶店は本を読むにはよくない環境だ.人は多いし,分煙されてないし,声が大きいし.おそらく,静かにすごす用の喫茶店は別にあるのだろう.裏通りとかに.
持って帰った甲斐があってなんとか読みきる.10章では何かを主張するというよりも例証するような部分が多いので,個々の例を丁寧に扱っていこうと思う.

2009年9月1日火曜日

実験準備・ビデオ編集

実験準備
実験に必要なプログラムを作成し,昨日から研究室のメンバーにテストを手伝ってもらっている.作業が遅れ気味なので,もう少し働かなければ.
それから,今日は実験に必要な機材を買った.生協に在庫があった無線LANアクセスポイントWZR-AMPG300NH と1TBの外付けHDDを購入.WZR-AMPG300NHは口コミではすごく評判悪いみたいだけど,ファームさえアップデートしておけば問題ないようである.

ビデオ編集
先月からビデオカメラが新しくなった.僕はまださわっていなかったので慣れるために撮影から編集までを練習する.
新しいビデオカメラはFirewireなしだった.iMovieではUSB接続でもFirewireの場合と同様にインポートできた.ただ,保存先を外付けHDDにはできないんだな.ストレスのたまる仕様だなぁ.どこかで変えられるのかなぁ.

2009年7月13日月曜日

帰ります!

これから,空港に向かいます
今回のGECCOもたくさんの人と知り合え,また旧交を温めることができて,とても刺激になりました.研究頑張ろう,という気が増してきます.
また,どこかで会えるよう,研究頑張りたいと思います.

2009年7月12日日曜日

GECCO2009 Paper Presentation 2

聴講
GPのブロートの話がマニアックだった.Crossoverによる距離のはかり方が追い切れなかったので後で見返したい.それから,深さ制限のキャパシティの分布をどうやって決めているのかもわからなかった.ディナーの時に捕まえられなかったのが痛い.
GPで似顔絵がおもしろかった.あれは自分でもやってみたい.後で質問したけど,Population Size = 2が最も良い結果を示したというのは,GPじゃない手法の方が良いような気がしてならない.

Keynote Speech
バーチャルヒューマンの話だった.見せ方がうまいっていうのと,積み重ねがしっかりしているというのが感じられてとても興味深かった.
・ロボット研究者は自由度を減らそうとし(IKしやすい6自由度
・自然は自由度を増やそうとする(筋骨格モデル
という姿勢の違いについて述べられていたが,なるほどなと思った.
アイソメトリックな運動についてもすでにシミュレーションされているとは知らなかった.2年くらい前に中村先生のところに見学に行く機会があったが,拮抗筋を含めて,どの筋肉を動かしているかを人間を観測することで再現する,と言う話があるのはしっていた.今は,筋肉の上部の皮膚組織(現在は3層モデルらしい)の再現もされているとか.
ディナーで一人でいらっしゃるところを見かけたので質問してみた.
Q.頭から始まり今では全身のモデルができていますが,今後はどのような方向に進んでいくのですか?
A.全身の物理計算はまだ完全ではないのでそれを進める.また,細部を見れば詰めるべき課題は多い
Q.カールシムズのバーチャルクリーチャーと関係があるように見えましたが,その点はどうですか?
A.我々は進化のアプローチをとっていないので,方向として少し違っているように思う.私はあまり関連しているとは思わない.
Q.ベイジアンネットワークを使って,行動決定をしているところがありましたが,どうやって作成しているのですか?学習していますか?
A.現在は手作業で作っている.学習は今後の課題
ということだった.直接話すことができて,とても良い経験になった.
先生は,日本に何度か来ていて,池内先生と知り合いだ,とおっしゃっていた.

GECCO10周年パーティ
 たくさんの人と話すことができて,とても良い機会になった.
  • GECCO2006であった出席者と偶然出くわす.はじめは全然わからなかった.向こうも3年ぶりのGECCOだと言ってた.なんという偶然.
  • EDAの確率モデルから知識抽出をする話をしている,キューバ出身の人と話し合った.統計的に数値的な知識の抽出をしていたので,記号的,ルール的なアプローチは可能か,ということについて話し合った.僕のはまだ妄想が大部分なので実現可能な話に落としていきたい.それから,先生の新しい本の内容に興味があるようなので,フライヤーを配っておいた.
  • ソウル大のMcKay先生と学生さんと,話した.McKay先生には本当にお世話になった.
  • 日本の出席者の方々と少しお話をした.筒井先生には,イリノイ大学にいらっしゃったときの話を聞かせていただいた.
  • インド出身の人と仲良くなった.明日は発表を聞きに行く予定.
  • メキシコの音楽の解析にGAを使っている人と再び会う.丹治君を紹介することになっていたが・・・
二次会
クラウスにつれられて二次会に.
ほとんどスコットランドの人としゃべっていた.日本に3ヶ月滞在していたという.酒も入っていたし,眠かったし,しょうもない話しかしなかった.申し訳ないな.

2009年7月11日土曜日

GECCO2009 Paper Presentation

ひとこと
研究室の発表が4件あり,どれも無事すますことができた.

発表
何とかスクリプトを覚え,足りないところは地力でカバーする方針で発表に望んだ.
案の定,真ん中の方でぽこぽこ完全な説明を忘れてしまったところがでてきた.より簡単な言い回しになってしまったが,なんとか説明できたように思う.後で同行者に聞いてみたけど,変なことは口走ってはいなかったようだ.

質疑
 本質的な質問がダートマス大学の人から一件寄せられた.最初は別のことと勘違いしていたがソウル大学の見学でお世話になったBob McKay教授に訂正してもらって,ようやく何をいっているかわかった.McKay先生に助けられました.ありがとうございます.
 また,質問にあった「木構造変換とイントロン削減の影響とはどっちが大きいのか,単に二分木になったから推定しやすくなったのでは」というのは,従来不可分のものと考えていたので,そういう質問がくるとも考えてなかった.その後,McKay先生に評価法についても助言をいただき,本当にお世話になった.

終了後
モントローヤル公園に行く.ご飯を食べる.以上.

2009年7月8日水曜日

モントリオール

モントリオール
日中は旧市街を見てきた.
ノートルダム大聖堂が重厚で美しかった.
時差ぼけで,昼間にすごく眠くなる.
これを書いている現地時間夜11時半は比較的元気.

Jazz Festival
ホステルのすぐ近くでJazz Festivalをやっていたので聴いてきた.部屋の中まで音が聞こえてくるし.
レゲエっぽいのとか,どう見てもロックなのとかいろいろいた.
過去はJazzだけだったけど,なんでもありになってきたのだろうか.

練習
こっちに来てから合間合間に時間をみつけて練習するようにしているが,なかなか時間が取れない.
これから少し集中して練習する.

2009年7月5日日曜日

荷造りとか

荷造り
必要な服などの旅行の用意と,資料の用意をする.
ちなみに,この「用意」はうちの実家の方の方言で「まわし」という.
例:はよまわしせな!(早く準備しないと!)
追加で練習も.発表までに100回練習だ.

買い物
足りない下着などを買い足してくる.今日は暑くて湿度が高くて汗だくになった.

メモ用にキングジムのPomera(ポメラ)も買ってきた.白を買ったが,アキバで15,500円だった.
amazonのレビューでmicro SDの中に保存したファイルは読み込めない,という記述があったように思うが,これは誤解である.内部メモリと同様,ファイル制限を守れば読み込める.

この前見に行ったときに散々使えなさそう,といってたけど,考え直した.
重たくてバッテリーの90分しか持たないThinkPadは会場や座席によっては
使えないのではないか,と.事実,このまえの全国大会では,キーノートスピーチの際は
座席の関係上使えなかった.加えて,全国大会でPCで取ったメモはほとんどテキストだった.
絵はPCではなく手帳にメモった.

そこで,テキストだけ打てればいいやと本機を購入することにした.
小さい割りに,折りたたみの大きなキーボードを備えている.
電池も20時間持つというのがいい.ThinkPadの10倍以上だ.
早速電車の待ち時間などで,使ってみたが,文章主体のメモになら結構使える.
キーボードも慣れれば問題ない.英字キーボードも出してほしかったけど.

原稿も部分的にこれで書いていって,PCで編集するようにして作業量を増やしたい.

参考にしたサイト
ポメラdeコラム:宣伝くさくなくて,ユーザの立場から好意的にレビューしてあるように思う.機能の限定されているマシンなので,文句をつけようと思えばどれだけでもつけられるから.
  • 液晶が見やすい
  • 電源のオンオフが速い
  • 電池が持つ
はそのとおりだと思う.

結婚パーティ
パーティの内容は割愛.
先輩方が出席されていたのでそのときの話を.
助教をされている方が2人いらっしゃるのだが,
どちらも成果を求められて大変そうだった.

年2本程度コンスタントに要求されるジャーナルに苦心している様子.
周囲には修士・ドクターを合わせて3年で取得し,若くして20本近くのジャーナルを通している人もいたりして,無言のプレッシャーがすごいという.そしてポストは任期付きで将来の見えない状態.アカポスも恐ろしい世界です.

ああ,俺ももっとがんばらないと,がんばれるはずだ,と反省する.ネガティブな話だが,プレッシャーが閾値を超えて重くなると頭が真っ白になり,手が止まってしまう.だが,そこを乗り越えて,さらにその向こう側を見なければならないのだ.俺はまだまだ甘い.もっとクレバーにならないと.

2009年7月3日金曜日

発表練習とか

発表練習
リハーサルのフィードバックをもとに修正して,練習.覚えるまで練習.
まだぜんぜん覚えられてないけど.
原稿を書く合間にとにかく練習だ.

読書
一日一章だけMore Joel on Softwareを読んでる.
Map と Reduceのところはなるほどなぁ,と思った.

それとはちょっと違うけど,
SchemeとかHaskellとかいじってからC言語の関数ポインタが怖くなくなってきたよ.

2009年7月2日木曜日

リハーサル(1回目)とか

リハーサル
去年卒業したOB(この人も参加者)を交えてGECCO発表のリハーサル(1回目)を行った.
スクリプト作成が間に合わず,途中から日本語になったりしたり,スクリプト読みっぱなしだったり,聴衆には申し訳なかった.それでも,構成についてや,説明の焦点などに意見をもらえたのは参考になった.

自転車に乗りながら練習
帰りながら,暗記した冒頭部を繰り返し練習する.
自転車に乗っているとスクリプトが見れないから,忘れたところを何とかする練習にもなる.
ほかにやることないしね.

今日は,もうひとつの効果を見つけた.練習しながらだと,途中で警官に出くわしても呼び止められないのだ.変な目では見られるけど.

2009年7月1日水曜日

掃除するタイミングとかGetoptとか

作業など
引き続き発表用scriptの作成と練習.進捗が遅れている.
7月6日に出発なので,それまでに原稿の書き溜めを行っている.
茶碗で長水路のプールに水を入れようとしているような感じがする.
ともあれ,入れ続けないことには終わらない.

Perlメモ
引数の処理でgetopt()ないのかいなと思って探したら,やっぱりあった.
Getopt::Long

"getopt"でググったら二番目にでてくるや.
http://www.emptypage.jp/notes/getopt-on-perl.html

ハッシュに格納するってのが,今回のニーズによくあって便利だった.

掃除
晦日にやることにしている机の回りの掃除をする.
キーボードの掃除をしたら,またすごくホコリがとれた.一ヶ月でこんなに汚れるものなのか.

2009年6月26日金曜日

スライド作りとか

スライド作り
 GECCOに向けて,英語スライドを作った.
曖昧な点が浮かび上がってきた.来週金曜日がリハーサルなので,それまでに修正したい.
通しで50回くらい練習したいところだから,スクリプトもこの土日で用意するようなペースでいかないとな.

GPGPU締め切り
 話は変わってGPGPUは間に合わなかった.いい加減な計測データで出すわけにもいかないので,コンペティションは棄権.もっと早くからやっておけば,と思うのはいつものことなんだよな.成長がない.松尾先生のお話を聞いたばかりだというのに.
 良かった点としては,i君と一緒に情報交換しながら進めたので,学習速度が割と速かった.ど素人の状態から自分で分散の仕方考えられるようになったのは財産か.今回の手法はもう少し拡張すればおもしろくなりそうだとは思うので,今度のCECか何かに向けて,手を入れてみるつもりではある.

ロボットプログラミング
ロボットのプログラムの開発について後輩と相談する.
こちらも時間がなくなってきたので,確実にステップを踏んでいかなければならない.

2009年6月24日水曜日

Lee Spector教授の研究室訪問

デモ
Lee Spector教授がご家族を連れていらっしゃった.
横国のポスドクの方(2年で博士をとったって)と東工大の福永先生もいらっしゃった.

まずはロボットのデモ.英語のデモは直前までうまく動かなかったが,やはり,最後のところでこけた.うーむ.

音楽と,金融の説明の後,GECCOで発表する自分の研究について簡単に説明する機会をいただく.
簡単な説明だったのに,すぐさま理解して,根本的な質問をいただいた.
LISPは内部ではすべて二分木で扱っているが,そのようなある種深さ優先での展開の仕方はないのか,と.まったくそのとおりで,自分も考えたことがあり,用意しておいたスライドで説明したら,納得していただけたようだ,と思う.

公演
Trivial GeographyとHistorically-Assessed Hardnessについての講演を聴く.
どちらも実装はそんなに難しくなさそうだ.
質疑にもあったように,ノイズがあったり,ランドスケープによっては,悪くなりそうなもんだけど.
アメリカの人の発表らしく,とにかく良いところを宣伝しまくってた.
GECCOでの発表はそういう形に近づけて構成を変えよう.
質疑がクラウスと先生方で回ってて,ついていけてなかった.
部分部分ではわかるんだけど,全体としてあのペースでのディスカッションは無理だな.うーむ.

夕食
はん亭でご家族と一緒に食事.
先生の次のセメスターでは,
「英語を廃し,プログラミング言語だけでコミュニケーションをとる講義」を開くそうだ.
Schemeで通信してコードを解釈し・・・
とか言ってたけど,言葉とか文字の説明なしで成り立たせるには細かいところまで気を配らないといけないよな.

串揚げ36種制覇は無理だった.
「日本の食べ物はなんでもおいしい.マクドナルドに行かなくていいからいいよ」
とおっしゃっていたけれども,どうなんだろうなぁ.

2009年6月23日火曜日

ミーティングとか

ミーティング
中間審査が近いので,余裕がなくなってきた.
Ph.Dミーティングで章立ての相談をする.先輩方も去年してたな,と.
いざ自分の番になると凄いプレッシャーだ.
冷静に積み重ねて行きたい.

2009年6月20日土曜日

JSAI2009 三日目

聴講状況
筒井先生にGPGPUでの乱数生成について質問させていただく.
一緒に来ていたの丹治君石渡君の発表があったが,両方とも受けがよかった.
石渡君は質問も前向きかつ活発で,さらに有田先生がセッション後に話しに来てくださった.いい人工生命の学生見つけた!という感じが.
(調べればわかる人について匿名にすることがどこまで意味があるのか.どうせJSAI2009のウェブサイトみればわかるんだから,リンクしといてもいいよなぁ

有田先生のところの中井さんの発表:環境モデルをロボットの中に持つことで実機学習を早くする.
大林先生が飛行機の設計問題で流体力学計算を減らすため,応答曲面法つかっていたのと似ているな,と.研究の意義が,認知的な側面にあるという点がそもそも違うけれども.

MOiGAも面白い発表であった.インタフェースって大事ですよね.

発表
最後のセッションの二個目
確率モデルGPの探索空間削減の話をした.
聴衆の顔や質疑の様子から
  • 確率モデルGPがどんなもんか
  • イントロンがでてきて大変そうだ
  • 提案手法は根本的な解決ではないが,まぁ,ましにはなっているようだ
というだいたいのところはわかっていただけたように思う.

質疑では以下のような質問,コメントを頂いた.
  • 評価法についてのコメント(計算時間でも比較すべき)
  • EDAとPPTベースの確率モデルGPの関係
  • なぜイントロンが生じるか
聞きにきてくださった方,ありがとうございました.

JSAI2009 二日目

聴講状況
探索のセッションを聞いたのだが,A*の最近のところとかを聞けて面白かった.
RTA*の拡張として,不確実な問題空間(環境が変化する場合)の話とか.
A*の並列化とか.
探索空間は二つの定義の方法があるよ,とか.

招待講演1
ミンスキー先生のご講演を聴く
最近翻訳がでた著書の内容の概説が主だった.
  • 最近のAI研究者は昔を知らんのだよ.60年代を勉強しなさい,とのこと
  • いろいろ集まってできている(~だけじゃ足りない)
  • でも集めるだけじゃ足りない
  • ジョーク,わりとシニカル
  • 例:「SSA?動かないよ」
その後,質問に行く.でも,ミンスキー先生は捕まえられなかったので,訳者の先生に質問する.不勉強な質問だが「今回の話は人間の知性・知能が主要なテーマでしたが,人間以外の,たとえば犬とかねずみとかの知能についてはどうお考えですか」と.回答は思考素は共通だと考えている,とのこと.その組み合わせによる階層が人間より少ないと

招待講演2

筑波大学:山海 嘉之先生
ロボットスーツHALの話.
HALは人間の動こうとする神経活動を観測して,実際に体が動き出す前にロボットが動き出すという.こうしないと,本当にサポートすることはできない.
ぐっと力が入ってから,その方向に力を加える,という方法ではアシストにならないという.

ロボットスーツが人間と機械のsensor - actuatorのループを作っている,と.
具体的には以下のループが回ることで,人馬一体,この場合は人機一体で動けるという.
脳 -> 脊椎 -> 神経(四肢) -> 皮膚 -> ロボットの動き -> 神経 -> 脳

なんというか,サイボーグの世界だ.

ご研究の内容が本当に突っ込んで,かつ突っ走ってやっていらっしゃって,すごいと思った.既存のものが使えないとなると自分でアクチュエータから作られたということだし,光トポグラフィも自作されているとか.

プレゼンテーションもグラフィカルであり,かつ動画豊富で圧倒された.少しでも見習いたいと思った.

チュートリアル
加藤 丈和 (京都大学)
「OpenCVライブラリによる画像認識プログラムの開発」
研究に使えないかな,と思って聞きに行った.
コンピュータビジョンの研究者の方がOpenCVをどう考えていらっしゃるかがわかって参加してよかった.
サンプルを作ることをやりたい.どれもMacBook Airの解像度でemacs 2画面分くらいだとか.
GPGPUで高速化っていうのは出ては消えてではやってないみたいだ.


交流会
今年から名前が交流会になりました,とのこと.
いろいろな先生方,学生と話ができて楽しかった.ブログロボットの実機デモも見れたし.小出誠二先生にセマンティックウェブサービスの現状の話から人工知能全般の話までいろいろとお話させていただく.セマンティックウェブサービスくらい大きな話になると,予備知識が多すぎて博士3年でなんとかなるような話ではない,と.自分もECのほかに自然言語処理でバイトしてるから,一人でできないってのはわかる.Generate and Testで,健全性と完全性の話とか.健全性は大事だけど,完全性はなくても役に立てばいいじゃないか,と(オフレコだったのかもしれないが)おっしゃっていたのが ちょっとECっぽい.
しっかし,自分の不勉強ぶりが目立つ.うむむ.
稲邑先生ミメシスの研究について質問させていただく.峯松先生の音声の構造化の話と似ているなぁと思っていたので,その話をするとやはりよく一緒に議論していらっしゃるようだ.峯松先生の手法も取り入れているとか.ただ,音声のaiueoと違って運動の場合は基底が明確にはわからないので,そこが課題である,とか.
うちの研究室のメンバーと東工大の福永先生と共同研究の話を進める.実は昼もごはんを食べながら話した.交流会が終わってからも帰り道に話した.マイルストーンを決めることと研究の分担を決めることが目的だった.
そのほかにもタイミングでお話できない方もいたけれども,これは仕方がない.

結局帰るの遅くなったけど(8時半),翌日は発表なので2時までスライドを直す.
いろいろな方とお話してモチベーションがあがったせいか,ちょっと頑張ったように思う.

2009年6月17日水曜日

全国大会初日

聴講状況
  • ロボットのセッションを二つ
  • 最適化のセッションを一つ
  • ロボットと人のコミュニケーションと言語に関するオーガナイズドセッションを一つ
質問は二件.初めのセッションの初めの発表の初めの質問を勝ち取る.ロボット持ち歩くのはなぁ.携帯にマニピュレータがつく,とか?センサネットでセンサノード - コントロールノードの通信を抑制して電池を持たせるという発表もおもしろかった.森川研にも似たような研究があったような.
ロボットを使った展示案内やってる人がいたー.ロボットに案内させると,展示品よりもロボット自身に注目が集まってしまうから,それをどうやって解決するかと言う話だった.絞り込みが明確でわかりやすい.コミュニケーションを科学する方向に行くにしても,制約を緩和するにしてもいろいろと拡張の余地のある研究だと思った.

基調講演
堀先生の基調講演がおもしろかった.kncという先生お手製のソフトを使ってのプレゼンテーションであった.kncは,自分の書きためた原稿を元に,今の話題と関連する話を組み立ててくれるソフトらしい.kncは先生ご自身が一人で作っているという.ライフワークを持つというのはすばらしいことだな,と思う.今回新しく取り入れた機能として,その場で質問メールを受け付け,kncを使って質問メールに答えていくという試みがあった.Twitterとかチャットや掲示板のようにタイムラインで流れていってしまうものではなく,メールという取得するか否かを自分で選べるツールを使ったのが,質疑に流れとメリハリを与えていたように思う.

人工知能の過去を振り返り,現在,将来とつなげていくという話であった.
"hoge vs foo"という構図があったが,現在ではhogeもfooもだよね,という項目が多かった.

今は自然科学では物理学的なアプローチが全盛であるが,今後はその枠組みでは扱えないような研究についても,取り扱っていきましょうという野心的な主張がなされるのが永遠の青年学会である人工知能学会らしいと思った.(と偉そうに言ってみる

メンタリングセッション
一件目はARGの中の人の実名ウェブサイト,実名ブログは大事ですよ,と言うお話.早速実践してみる.毒にも薬にもならないようなことを書いてきたから,毒にも薬にもならない=企業にはいらない人間だと判断されてきたのだろうか.研究室内限定の日誌wikiのサマリーを小出しにのっけとけばよかったかな.

二件目は松尾豊先生のPublish or Perish.質の高い国際会議に論文を通すには,ということについて
  • 意義と重要性:日本のプレゼンスは長期的に見ると低下しますよ.日本内では評価が得られない日が来ますよ
  • 技術的なこと:落とされないためには
  • 考え方:落ちても落ち込まない,次に出せばいい
というお話であった.松尾ぐみや人工知能学会誌の特集で読ませていただいたことに,具体例と最近の話題を加えてのプレゼンテーションだった.メタ研究(研究を研究する)をしっかりなさっている方だなと思った.そして,G1国際会議の論文執筆は実は死屍累々なんだなと.死の淵からよみがえるから強くなるんだという研究者=スーパーサイヤ人仮説.もう無理というまで完成度を高めてみるよ.みるよ!

2009年6月16日火曜日

高松初日

高松出張中
今日は早起きの父からの電話に助けられ,5時10分に家を出て,8時のフライトで高松まで出張に来た.一年半前に旅行で来て以来,二度目の高松である.全国大会は明日からで,私の発表は金曜日の午後の最後のセッションだ.現地でも完成度を高めたい.

饂飩巡り
初日しか観光の時間がとれないため,学会フィードバックの際に発表するための観光を行う.観光発表は偉大なる諸先輩方から受け継いだ伝統なので,途絶えさせるわけにはいかない.

空港から市街地にやってきて,まずはレンタサイクルを借りた.100円/日.すごく安い.

いったんホテルに荷物を置いた後,うどんを食べに出る.
11時〜12時くらいで3軒の製麺所を回る.レンタサイクルのなせる業である.
  1. 松下製麺所
  2. 竹清
  3. ??製麺所
どれもおいしかったが,竹清が一番好みだった.
しかし,記憶にあった讃岐うどんはこんなもんじゃなかったはずである.なぜ?俺の舌が劣化したのか,記憶を美化してしまったのか.
記憶との相違は以下のとおり
  • 喉ごしがもっとよかった
  • 出汁の香りが塩分に劣らず,もっと主張していた
なんだろう.明日は前回行った店に行ってみる.

直島,現代アートの島
うどんを食って会場の下見に,とサンポートにやってきた.ついでにフェリーを見ていたら,筑波大学のS先生とお会いする.直島に安藤忠雄が箱(建物)を作った現代アートがある,それも至る所にある,それを見に行くんだが,一緒にどうか,とお誘いを受けたので,我ら三人はお言葉に甘えて,ご一緒させていただくことにした.

S先生には,研究会の折りに少し挨拶と質問をさせていただいただけであった.改めて自己紹介と自分たちの発表の予定などを話しながらフェリーに乗った.1時間ほどで直島に到着.

レンタカー:ない
電動レンタサイクル:出払った
レンタサイクル:ある

ということで,レンタサイクルで島を巡ることに.後でわかることだが,すごい起伏でしんどい.6段変速で助かった.次くるならロードバイクを持ち込みたいところである.
  1. 地中美術館:鑑賞者の感覚を選択と集中,そして変容させるアート群,白衣の学芸員
  2. 家プロジェクト(民家をアートに改造):南寺の暗順応と光の擬似的なスクリーンで完全にだまされる
  3. ベネッセハウス(屋外アートのみ):さわったり,登ったりしてはいけません
をみる.なお”:”以下は一行感想である
半日では全部回れない.機会があれば,もっと余裕を持ってまた来たい.

ここの美術品は基本的に
  • 参加型
  • 感覚に訴えかける
  • 無機質
という特徴があると思う.ジェームズ・タレルの光をそのまま見せるアートが印象深かった.が,参加型であるがゆえ,その感覚は原則として一度だけしか味わえないのが残念である.

島中にアートが埋まっているため,注意深くみていけば,まだまだ発見があるはずである.

と,午後7時25分の最終のフェリーまでさんざん堪能した.

晩飯まで,S先生とご一緒させていただき,宿に帰ってきた.
明日は9時から最初のセッションがある.

2009年6月15日月曜日

サプライズ誕生日ケーキとか

学校関係
人工知能学会全国大会の準備とか.
出張日程を印刷し,スライドを修正する.
スライドに追加すべき図の作成をしているうちに,新しく実験して確かめるべき項目を見つける.
GPGPU関係の進捗が思わしくない.向こうに行ってもリモートで作業できるかどうか.

明日は5時起きで8時のフライト.早い便が安かったからこんな時間になったんだよな.

プライベート

研究室に昨日が誕生日だった人がいたので,その人に内緒でケーキとジュースを用意した.
最近,難しそうな顔をしていたけど,喜んでくれたようで久しぶりに笑顔を見たように思う.
なかなかつらい時期だけど,こうやってみんなで乗り越えて行きたい.
実際に動いてくれたm君に感謝.

2009年6月14日日曜日

大学近くのフランス料理店

昼飯を食べに根津の方まで出てきた.
最初は根津のうどん屋「根の津」に行こうとしていたのだが,10人ほど並んでいたのでやめる.
休日は早めに行かないとだめだな.
次に行った老人ホームと同じ敷地にあるうどん屋はやってなかった.

その後,言問い通り沿いの地下にあるフランス料理店にたどり着く.
ここは行き帰りに通るたびに気になっていた店だ.

ランチが1600円.この並びの店だと価格帯が結構上だ.
少なくとも学生相手ではないな.

自分たちはジーンズだったので少しためらったが,とにかく空腹だったので入店.
先客が1組.落ち着いた雰囲気の店内だった.

自分はランチメニューAの
  • 生ハムのサラダとキャベツのキッシュ
  • 豚肉のコンフィ(ばら肉)
を頼んだ.

キッシュは水っぽくなく,くどくなく.
コンフィは外がカリカリ,中がしっとり.
どれもおいしかったし,量もちょうどよかった.

立地のためか価格のためか,お客さんが少ないように思えた.
その分落ち着いてすごせるので,誰かをもてなすときには使おうと思う.
大学近くの穴場的なレストランである.

引っ越しました

アメーバブログからBloggerに引っ越しました.
はてなも検討しましたが,はてなはすでに私的なメモとして使っているため,間違って投稿しないよう別のサービスを利用することにしました.

最終的にはGoogleのポリシーである
"Don't be evil."
を信じて,ここを選びました.

このエントリーを書いてみての感想ですが,gmailと同じように下書きが自動保存されるのはいいですね.アメーバでは下書きを失うことが何度かあったもので.

宣伝をみるかぎりでは,HTML, Javascriptも使えてカスタマイズ性に富み,先進の機能も取り入れているとのことですが,結局どのくらい使うことになるのか.
興味を持っていろいろやりたいところです.

幻の黒船カレーを追え

水野仁輔著「幻の黒船カレーを追え」を読んだ 。「 銀座ナイルレストラン物語 」( 読書記録 )を読んで、同じ著者が出しているカレーの物語、ということで本書を読んでみた。  今回の感想はややネタバレ気味なので、新鮮な気持ちで読みたい方は、この先を読む前に、本を読んでほしい。  で...